宅ふぁいる便は50MBという大容量のファイルを送受信できるサービスですが、すべてのサービスは無料で利用できます。
こんなサービスは有料でもいいのではと思うのですが、なぜ宅ふぁいる便は無料で利用できるのでしょうか。
もともと宅ふぁいる便は、大阪ガスの社内や取引先とのファイルをやりとりするシステムを開発したのが始まりです。
大事なファイルをインターネットでやりとりできる仕組みが評判になり、一般公開が始まりました。
2007年7月現在で宅ふぁいる便の無料会員は90万人を突破し、1ヶ月当たり2万人以上のペースで無料会員は増えています。
宅ふぁいる便の運営・管理にかかるコストは、広告費の収入によってまかわなれています。90万人の会員に対してメールによるダイレクトな広告が打てるので、広告主にとっては魅力のあるサービスです。
宅ふぁいる便の無料会員は、利用規約に承諾した段階で、宅ふぁいる便便からのメールマガジンを受け取ることも承諾しています。宅ふぁいる便のサイトの広告と、会員向けメールマガジンの広告による収入は結構な額になるのでしょうね。
メールマガジンを購読するだけで宅ふぁいる便のサービスを無料で利用できるならありがたいものです。
宅ふぁいる便は会員登録すると登録したメールアドレスにメールマガジンやお知らせメールが届きます。
この宅ふぁいる便から送信されるメールが、3回連続してエラーになり送ることができなかった場合に、その会員は自動的に情報を削除されます。
なぜエラーメールになったメールアドレスの会員が登録情報を削除されるかと言うと、宅ふぁいる便の大容量ファイル送信システムを効率的に活用でき、なるべく多くの人にサービスを使ってもらえるよう、確認できない会員を無くしたいという理由からです。
メール配信3回ルールと呼ばれるこの決まりで、もし宅ふぁいる便の会員情報が削除された場合は、その会員のデータベースもすべて削除されてしまうので、宅ふぁいる便側でデータを復活することは不可能になります。
中には、メールボックスが一杯になっているのを知らずに放っておき、宅ふぁいる便からのメールが受信されなかったというケースがあります。この場合も宅ふぁいる便としてはメール配信3回ルールを自動的に適用してしまうので、宅ふぁいる便を利用している方やする予定の方は、メールボックスの容量にも気をつけてください。
もし万が一会員情報が削除されてしまった場合は、再度宅ふぁいる便への新規会員登録をすれば利用が可能になります。
宅ふぁいる便でファイルをやり取りする時に、メールでダウンロードなどの状況が通知される機能があります。
開封確認メールには2種類あって、宅ふぁいる便でファイルを送信した時、受信した相手がメールを確認すると送信元に通知されるメールと、受信した相手がファイルをダウンロードした場合に送られる通知メールがあります。
開封確認メールを送信元が受信するためには、宅ふぁいる便の送信者が受信者メールアドレスの入力欄にある開封確認チェック欄にチェックを入れます。ここにチェックが付いていると、受信者がメールを確認した場合に通知メールが届きます。
また、送信ファイル欄にある開封確認チェック欄にチェックを入れると、受信者がファイルをダウンロードした場合に通知メールが届きます。
複数の送信先を指定したり、複数のファイルを送った場合で、すべてのチェック欄にチェックを入れると、その都度通知メールが来るのでちょっとうっとうしいかもしれません。
私ならダウンロードした際の通知メールだけにしますね。
複数のファイルを送った場合も、最初のファイルだけチェックマークを入れます。